「オレは君が思っているようなカッコイイおじさんなんかじゃない」野原ひろし 仏教が教える“等身大の勇気

名言

オレは 君が思っているような
カッコイイおじさんなんかじゃない

あの時オレのカバンがグーゼンちかんに ぶつかっただけだ
だから オレの事はわすれなさい

オレ ほんとに勇気あるおじさんになるようガンバルから
君も勉強ガンバレ!!

家族を愛するふつうのおじさんより
野原ひろし

🌿「オレは君が思っているようなカッコイイおじさんなんかじゃない」

仏教では、「己を知ること(自省)」が、最も尊い修行のはじまりです。
自分を大きく見せることなく、等身大であることを認める
それは「慢(おごり)」から離れる謙虚な姿です。


🌿「あの時オレのカバンがグーゼンちかんにぶつかっただけだ」

この一節には、「功を求めず、徳を隠す」仏教的な美徳が込められています。
たまたま人助けになったとしても、それを「自分の手柄」にしない。
仏教ではこれを「陰徳(いんとく)」と呼びます。


🌿「だから オレのことは忘れなさい」

これは、「私(が)やった」と主張しない無我の境地に通じます。
“名を残さず、善をなす”──それこそが仏の心です。


🌿「オレ ほんとに勇気あるおじさんになるようガンバルから」

これは、仏教でいう「精進(しょうじん)」の実践です。
今の自分に満足せず、未来の自分をよりよくしようと努力する心。
それが仏道を歩む者の姿であり、悟りに向かう意思です。


🌿「君も勉強ガンバレ!!」

他者に希望を託し、応援する優しさ。これこそ「随喜(ずいき)」といって、
人の努力や幸せを心から喜び、応援できる仏教の徳目です。

🧘‍♀️ 締めの言葉(まとめ)

仏さまは、人に見せる偉さではなく、心の中で努力し続ける者の姿に宿る。
名もなき「普通のおじさん」が、一番かっこいいのです。

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