人は山の頂上へ上ることが出来ても、そこへ住むことは出来ない
「人は一時、悟りや成功の境地に至ることはできる。
しかし、そこに永遠にとどまることはできない。
頂上は“通過点”であり、執着すれば、かえって苦しみを生む。
大切なのは、登る過程に心を調えること。」
仏教では「諸行無常」という言葉が示すように、
どんな高みに立とうとも、そこに永遠はありません。
「頂に立った」と思った瞬間から、下りは始まっているかもしれません。
だからこそ、執着せず、心を静かに整えながら一歩一歩を大切に歩むことが、悟りへの道なのです。
「人生の頂点に立ちたい」
「成功したい」「悟りを得たい」
そんな思いは自然なことです。
でも、仏教ではこう考えます。
人は山の頂に立つことはできても、そこに住み続けることはできない
成功も悟りも「通過点」。
そこに執着すると、心はまた乱れ、苦しみが生まれます。
本当に大切なのは、その道のりに心を込めること──
今ここを丁寧に生きることです。
🌿 登ることより、どう歩くか
🌄 頂ではなく、日常が修行の場
🧘♀️ 無常を知り、今を生きる智慧
