「極楽」は死後の世界ではない!極楽はいつもそばにある
「極楽」とは単に死後に行く世界ではなく、今この瞬間にも感じられるもの だという仏教の教えです。
「極楽はそばにある」とはどういうことか?
「極楽」は「極めて楽しい」と書きます。
つまり、
極楽とは「楽しいことを極めること」。
ただし、
それは「好き勝手に楽しむ」という意味ではなく。
「感謝を感じる心」
「生きることを大切にする心」
を持ち合わせなければならないという教えです。
人生の中に極楽がある
「好き好んで生まれてきて、生きているわけじゃない」
「勝手に生まれて、生きるしかないから生きてるんだ」
と思う人もいるでしょうが、
それは自然な感情です。
ただ、もっと深く深く考えて、自問自答しながら、心を整理してみてください。
「まだ、逝くことを許されていない」
「まだ、生きなくてはならない」
「まだ、この世で精進しなくてはならない」
と思ったならば、
毎日を楽しく過ごしたいと思うのではないでしょうか?
日常の中で「楽しい」と感じられることが、極楽そのもの。
身の回りの中で、「楽しい」と感じられることが、極楽だという教えです。
この世は修行です
この世は修行だと思って見てください。
ちょっとしたこと。些細なこと。
で「楽しい」と感じる心を育む修行です。
学校や会社。人が集まるところ。
両親や兄弟。友人や同僚。
日常や身の回りの中に「楽しい」と感じられる心を養う修行です。
極楽は「死後に行くもの」ではない
一般的に、「極楽浄土」は死後に行く場所と考えられる。
しかし、極楽は 「今ここにある」 もので感じていきます。
極楽を生きているうちに体験したいですね。
仏教には、
「心浄らかならば、そこが極楽である」 という考えがあります。
これは、極楽とは外にあるものではなく、自分の心の中にある という意味です。
「極楽」を感じるコツは、
感謝の心、素直な心で過ごすことで、極楽は身近なものになるという教えです。
感謝の心は簡単ではないですね。
「ありがとう」は、心から言えたとしても、
「感謝しています」は、我が邪魔をして、心からは思えていないかもしれません。
心から感謝を言える人は、どんな方法で言えるようになりましたか?