直そう、直そうと頑張っても直せないもの。それが個性。
直そうとする心が“苦”を生む。
変わらぬものを否定せず、受け入れたとき、
それは“煩悩”ではなく“菩提”に変わる。
仏教では、
人の持つ欠点やクセすらも
「煩悩即菩提」と説きます。
煩悩(ダメなところ)を無理に消す必要はなく、
向き合い、認め、活かしたとき、
それが悟りへの道になるのです。
つまり、
直せないものがあるのではなく、
“そのままでもいい”
という智慧が足りないだけ。
🍵【仏教的アドバイス】
1. 無理に変えようとしなくていい
直らないものは「業(ごう)」の一部であり、前世や今世の縁で宿るもの。
変えられないものを責めるのではなく、
「今ある形でどう活かせるか」が仏教の智慧です。
2. “そのままの自分”を慈しむことが慈悲
自己否定を続けると心は壊れます。
仏の心は、どんな自分にも「よく来たね」と微笑みを向けます。
あなた自身も、“自分の仏”として、自分に微笑みを向けてください。
3. 個性は「縁起」の結果
あなたのその性格、クセ、得意・不得意は、すべて“縁の結び”で生まれたもの。
誰かと同じである必要はありません。あなただけの花を咲かせればいいのです。