人間万事塞翁が馬
塞に住む老人の馬が逃げました。
老人は、
「これは福となるかもしれない」
と言う。
しばらくすると、
その馬が駿馬を連れて戻ってきました。
周りの人は喜んだが、
老人は、
「これは禍となるかもしれない」
と言う。
今度は、老人の子供がその駿馬から落ちて、
骨折をしてしまった。
老人は再び、
「これは福となるかもしれない」
と言う。
その後、
戦争で男子は兵役されることになったが、骨折が幸いして老人の息子は兵役を免れ、命が助かった。
という話だ。
良いことがあったら、喜ぶことはとてもいいことです。
ですが、有頂天になり過ぎないこと。
悪いことがあったら、悲しむことは当然です。
ですが、落ち込み過ぎないこと。
大袈裟に一喜一憂せず、
幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらない。
運命を冷静に受け止めて、
生きていきましょうというお話しです。