「畏れの心を忘れるな!成功者が最後に失敗する理由」
「君、豊臣秀吉もナポレオンも素晴らしいリーダーやった。ところが二人とも幸せな晩年を迎えることができなかった。これは君、何でやと思う?」
「それはな、怖いものがなかったからだ。」
松下幸之助氏の言葉だ。
この文章は、 「畏れの心(おそれのこころ)」 を持つことの大切さを説いています。
豊臣秀吉やナポレオンのような偉大なリーダーでさえ、最終的にはその 「畏れを忘れたこと」 が失敗につながったという教訓です。
頂点に立つと「怖いものなし」になってしまう
成功すると、人は「自分一人の力でここまで来た」と錯覚しやすい。
しかし、どんな偉業も 「99%は周りの支えによるもの」。
「怖いものがない」と思った瞬間から、傲慢さが生まれ、崩壊への道をたどる。
「畏れの心」を持つことが必要
「一歩踏み出す挑戦心」と「一歩下がる謙虚な心」 の両方が大切。
自信だけではなく、 「自分はまだまだ未熟かもしれない」 という不安や謙虚さも持つべき。
「自信と不安」 のバランスが、成功を持続させる鍵となる。
どんなに成功しても、周りへの感謝を忘れない
「自分がやった」ではなく、「チームで、みんなで成し遂げられた」 という意識を持つ。
驕(おご)らず、謙虚に感謝の気持ちを忘れないことが、長く成功するための秘訣。
仏教では、
「無常(むじょう)」 という考え方があります。
これは 「すべてのものは変わり続ける」 という教えです。
仏陀の言葉に、こういうものがあります。
「高きに登るほど、足元を見よ」
つまり、
成功すればするほど、謙虚さを忘れないことが大切。
「自分は完璧だ」と思った瞬間に、転落が始まる。
常に 「感謝」と「慎み」の心 を持ち続けることで、真の成功が手に入る。
六道輪廻には
地獄、ガキ、畜生、修羅、人間、天。とある。
調子にのることを有頂天という。
天の次は地獄が待っている。
有頂天になってはいけない。