相談者 30代 男性 会社員
お付き合いを始めた彼女から、
後から「バツイチ子持ちです」
と告白されました。
「バツイチ子持ち」が悪いわけではなくて、
お付き合いする前に、
伝えるものではないでしょうか?
彼女は若いし綺麗だし
子持ちにも見えません。
でも、
「バツイチ子持ち」という条件は、
お付き合いする前から
伝えるものではないでしょうか「?
自分を試された様で、
告白されてから、
正直言って悩んでいます。
どちらかと言うとドン引きしています。
「バツイチ子持ち」を理由に
別れることは、僕が小さな人間みたいだし、
本音を言うと、
別の男性の子供を受け入れられるか自信もありません、
結婚前提にとも考えていたので、
今後どうやって彼女に接するべきか真剣に悩んでいます。
どうすれば良いでしょうか?
解答
あなたの考えや懸念を共有していただきありがとうございます。
これは難しい状況であり、
あなたの気持ちを正直に伝えることは、
明晰さを見つけるための重要な第一歩です。
知恵と導きを与えてくれる仏教の教えを通して
あなたの状況を振り返ってみましょう。
判断せずに自分の感情を認め受け入れる
仏教では、マインドフルネスを実践します。
つまり、自分の考えや感情を、
判断せずに観察することです。
あなたの期待と状況の重大さを考えると、
彼女の啓示に不安を感じたり、
嫌悪感を覚えたりするのは自然な反応です。
これらの感情を自分への思いやりを持って認め、
それがあなたを悪い人や卑しい人にする
わけではないことを理解してください。
それらは単に、
あなたがこの新しい情報を処理しているときの、
あなたの内面の状態の反映です。
期待と仮定を振り返る
仏陀は、私たちの苦しみの多くは
期待への執着から生じると教えました。
「あなたは、彼女がどんな人なのか?」
「一緒に過ごす将来はどうなるのか?」
など、
ある特定の思い込みを持って関係を始めました。
その思い込みが揺らぐと、
当然不快感が生じます。
自分自身に問いかけてください
「彼女がこれをもっと、早く明らかにすべきだったと、私が強く思うのはなぜでしょうか?」
「私は彼女の状況に、反応しているのでしょうか?」
「それとも、私の期待が裏切られたことに、反応しているのでしょうか?」
「彼女の過去や境遇を超えて、私は彼女という人間について本当は、どう感じているのだろうか?」
「縁起」の概念を考える
仏教による、縁起とは、
すべてのものは、
原因と条件によって生じると教えています。
離婚して、子供がいるという彼女の状況は、
彼女の人生の一部であり、
過去の経験によって、形作られています。
彼女の過去を重荷と見なすのではなく、
それがどのようにして、
彼女を今日あなたが大切に思う人物に、
形作ったかを考えてみましょう。
彼女が、「バツイチ子持ち」を伝えなかったのは、
拒絶されることへの恐れ
あるいは判断される前に、
ありのままの自分を見てもらいたい
という
願望に基づいていたのかもしれません。
人の気持ちやその行動は、
その人の状況や立場になってみないと
わからないことが多いです。
同じ状況になった時に、初めてわかるものです。
彼女の状況に思いやりと理解を持って、
対応できるかどうか、
よく考えてみましょう。
慈愛の心(メッタ)を育む
仏教では、結果に執着せずに他人の幸せを願う
「慈悲」を実践するよう勧められています。
この考え方を自分自身と彼女にも広げてください。
自分に問いかけてみましょう。
「この状況に、優しさと共感を持って、対処できるでしょうか?」
「たとえ、最終的に私たちの道が一致しないと判断したとしても、私は彼女の旅を尊重できるでしょうか?」
この習慣は、恨みを軽減するのに役立ち、
フラストレーションや罪悪感ではなく、
思いやりの気持ちから、決断を下すことを可能にします。
コミットメントの準備ができているかどうか確認する
結婚は、生涯にわたるパートナーシップであり、
過去の経験を含めて、お互いのすべてを受け止めることが必要です。
彼女の状況を受け入れるかどうか、
確信が持てないなら、
そのような約束に対する自分の覚悟を、
振り返ることが重要です。
自分自身に問いかけてみましょう。
「私は、彼女の子供たちを、彼女の人生の一部として、そして、おそらく私の人生の一部として受け入れるつもりだろうか?」
「彼女と将来を築いていくつもりなのか、それとも、私のためらいは克服できないほど大きいのか?」
自分自身と彼女に対して、誠実であることが重要です。
重要なのは「小さい」か「大きい」かではなく、
関係において、
自分が本当に、
何を提供できるかを認識することです。
オープンにコミュニケーションする
決断する前に、
彼女と正直で思いやりのある会話をしましょう。
敬意を持って懸念を伝え、
彼女の考えを尋ねましょう。
彼女が、なぜそのときに、
自分の話を共有することにしたのかを理解すれば、
あなたの気持ちが、はっきりするかもしれません。
この会話は、あなたの関係が前進できるほど強いのか、
それとも、別れたほうがよいのかを判断するのに役立ちます。
最後に、思いやりと誠実さを持って行動する。
仏陀は、苦しみはしばしば、
状況の真実に抵抗するときに生じると教えました。
自分自身と彼女のために、
この状況に正直に、
そして思いやりを持って向き合うことで、
どんな決断をしても平穏な気持ちでいられるでしょう。
関係を続けるか、別れるかに関わらず、
優しさと敬意を持って行動することで、
あなたの行動が、
あなたの価値観と一致するようになります。
あなたの決断に、明確さと平安が見つかり、
あなたの行動が、あなた自身と周りの人々に、
幸福をもたらしますように。🙏