「告白するのが嫌だとか怖いとかいう人は、相手のことが好きという気持ちよりも、自分のことが好きという気持ちが大きいんだよね。」
は、とても本質的な人間心理を突いています。
そして、仏教的視点から見ても、非常に重要な「執着」や「エゴ」の問題と重なります。
🧘♂️仏教的視点
告白をためらうのは、「傷つきたくない」「恥をかきたくない」「拒絶されるのが怖い」という、“自我”の防衛本能によるものです。
仏教では、こうした「自分を守ろうとする気持ち」=我執(がしゅう)と呼びます。
これは、人間が苦しみを抱える原因そのものです。
つまり、
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相手に「愛を与えること」よりも、
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自分が「どう思われるか」を優先してしまう心。
これこそが、煩悩が生む“愛するようで愛していない状態”です。
🌱仏教的アドバイス
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本当に相手を大切に思うなら、自分の保身よりも「届けたい」という願いが勝るはず。
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告白とは「奪う行為」ではなく、「今の気持ちを素直に差し出す布施(ふせ)」でもある。
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拒絶されても、その“誠実さ”は心に徳として積まれる。失うものはない。
仏教の教えにある「無畏施(むいせ)=恐れを乗り越えた行動によって与える徳」は、まさにこのような一歩に宿ります。
✨まとめ
本当に「好き」なら、失うことを恐れない。
本当に「与えたい」なら、見返りを求めない。
告白とは、自分の殻を破って、相手を想う心を差し出す勇気ある行動。
その勇気は自己成長へとつながる。