朝顔の花が咲く条件

ピンチとチャンス

朝顔の花が咲く条件

朝顔が花を咲かせるには条件がある。

朝日を浴びる前に、

夜という暗闇を味わい、

朝方の冷気に包まれる時間が、

不可欠なのだという。

 

人間も

思い通りにならない挫折に苦しみ。

敵だらけの逆境に悩み。

 

闇を味わい、

冷気に包まれた経験がある人は、

魅力が磨かれるといわれる。

 

とはいえ、

挫折に苦しんだこともなく。

逆境に悩んだことがない、

ただ、明るいというだけでは、

この世にはいない。

 

暗闇や冷気とは、

つまり、

耐える時期のことです。

それは、

準備期間です。

 

と、

よく言われる言葉です。

 

ですが、

思い通りにならない時期、

耐え忍んでいる闇の時期、

何をしても報われない時期、

 

「この辛い時期が耐えられないんだ」

「だから、悩んで、苦しんで、将来が不安なんだ」

と、

これが、心の叫びです。

 

そんな時は、

立ち向かうのか、

避けて逃げるのか、

違う方向へ行くのか、

ただ我慢するのか、

 

それは自分で選択するしかない。

 

だけど、

それも、

ただの通過点です。

 

その後、

もし、

暗闇から朝になったとしても

何もしなければ何も変わらない、

朝日を浴びることができない。

 

だから、

暗闇の中でも、

もがき続けて、

足掻き続けていると、

 

大切なもの、譲れないもの、

今でも十分幸せだと思えるもの、

が、見えてくるものです。

もがき足掻くことにも意味があります。

 

そして、

この先に、

光があることを信じるしかない。

 

何もしない日々を重ねるよりも

少しでも何か行動をする日々を重ねる方が良い。

 

本当の心の叫びは、

魅力的な人にならなくても良い。

立派な人にならなくても良い。

だから、

悩みごともなく。

不安になることもなく。

平坦で良いから、安定した暮らしがしたい。

だけど、

生きている限りは、必ず困難は訪れる。

 

「蓮は泥より出でて泥に染まらず」

咲いた花は泥には染まらず、花を咲かせる」。

これは、

 きれいな水ではなく、むしろ泥水の養分を吸ってこそ、

大輪の花が咲くのだという。

 

 その姿から釈迦は、

泥。

つまり、

困難や悲しみがあればこそ、

そこから立ち上がったあとには、

清らかな大輪の花。(人生)があるのだ”と説きました。

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