50歳男性。性行為の後は完全に好きという感情が冷めていきました。私はひどい人間なんでしょうか?

男性

相談者 50歳男性 会社員

私は、離婚歴が2回あり、30人以上の人と恋愛をしてきました。

ですが、私が求める愛に巡り会うことができませんでした。

私は、永遠に愛される。困った時には必ずそばにいてくれる。いつまでも手を握り楽しく過ごせる愛を求めています。

ですが、知り合う女性は結局のところ、自分が一番大事で、少し会う時間が減ると私から離れて行ったり、私が仕事などで困っている時は、機嫌が悪いからといって、離れていきます。

本当の愛。本物の愛。に私は出会いたいと思っていますが、それは、無理なことなのでしょうか?

解答

あなたが真の愛を求め、長年その探求を続けてこられたことがよく伝わってきます。

その情熱と努力は尊いものです。

しかし、2度の離婚や数多くの経験を経ても満たされないと感じるのは、愛についての考え方や期待に見直しが必要かもしれません。

真の愛とは何かを見つめ直す

真の愛とは、相手が自分に何かを与えてくれることではなく、あなた自身が相手に対してどう愛を注ぐかにあります。

「この人がいれば自分は幸せだ」と考えるのではなく、「自分がこの人といることでどれだけ幸せを作れるか」という視点を持つことが鍵です。

愛は「得るもの」ではなく、「与えるもの」であると仏教でも教えられています。

自分の心を安定させる

他人に依存する愛を求めると、どうしても自分の心が揺れ動き、相手にも負担がかかってしまいます。

まずはあなた自身が内面を整え、自分自身を愛し、尊重することが大切です。

これによって、あなたの中にある焦りや寂しさが軽減され、自然と穏やかな愛を育める土台ができます。

共に育む愛を目指す

愛とはお互いの欠点や弱さを受け入れ、時間をかけて育てていくものです。

仏教では「縁」を大切にします。

一人ひとりが違う縁の中で出会い、相手とともに成長していくことが、真のつながりを生むのです。

自分の価値観を再確認する

過去の経験を通じて、自分が本当に大切にしたい価値観や基準をもう一度見直してみてください。

そして、自分の価値観に合う人との関係を築くためには、時間をかけて相手を知り、互いに尊重し合う努力が必要です。

「愛別離苦(あいべつりく)」

愛する人との別れもまた苦しみである、と仏教は説きます。

この苦しみから逃れるためには、相手を求めすぎず、今この瞬間を大切にし、自分自身を満たすことが大切です。

真の愛は、自分を整える中で自然と訪れるものです。

焦らず、執着を手放し、今のご縁や環境を大切にしてください。

それが未来への希望を生む第一歩になるでしょう。

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